台風3号シンラコウの名前の由来は神話?舞台となったコスラエ島の情報も!

2020年8月1日にトンキン湾近海にて熱帯低気圧が台風3号となりました。

今回の台風3号は日本には影響がないようですが、毎年恒例のよくわからない名前がついています。

2020年度の台風3号はシンラコウ(sinlaku)と命名されました。日本人からすると聞きなれない響きですね。ミクロネシアが命名したそうで、ミクロネシア連邦に伝わる神話の女神の名前のようです。

今回は、

  • 台風3号(シンラコウ)の名前の由来
  • シンラコウとはどんな女神なのか
  • 神話の舞台となったコスラエ島

について紹介していきたいと思います。

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台風3号(シンラコウ)がトンキン湾に発生!

2020年8月1日にトンキン湾近海にて熱帯低気圧が台風3号となりました。

台風3号はこのまま北西へ進む見込みで、2日には大陸へ上陸すると思われる。進路予想から日本への影響はないものと思われます。

2020年は8月になってようやく台風という言葉が出てきました。7月には台風が発生しなかったようなのですが、これは1951年に観測を開始してから、はじめての事だったようです。これも地球温暖化などの影響なのでしょうか…

台風3号の別名シンラコウ(sinlaku)の由来は?

2020年度の台風3号はミクロネシアよりシンラコウ(sinlaku)と命名されました。

日本ではあまり聞きなれない響きですよね。台風は毎年ユニークな名前が付けられることも多く、その意味や由来などが気になるかと思います。

sinlakuとはコスラエ島(ミクロネシア連邦)の神話に出てくる女神の名前だそうです。筆者は覚えていませんでしたが、この名前は以前にも台風の名前として採用されていたようです。過去にシンラコウと命名された台風は、

  • 平成14年台風16号
  • 平成20年台風13号
  • 平成26年台風21号

の3つがありました。今回で4回目の命名です。

何回も台風の名前に使われるということは、もしかするとメジャーな女神様なのかもしれませんね。

シンラコウってどんな女神なの?

シンラコウの英語の解釈は「Legendary Kosrae Goddess」というそうです。直訳すると、「伝説のコスラエの女神」となります。

これを踏まえて調べていくと、気象庁は命名をシンラコウと発表していますが、実際は「シンラク」と読むようです。sinlakuをそのままローマ字読みするのが今回は正解だったようですね。なぜ気象庁が微妙に読み方を変えているのかは不明です。

昔より、コスラエ島ではパンノキ(ブレッドフルーツ)の女神として「シンラク」を祀っており、1200年ころに作られたであろう祭壇が今でも残っています。(メンケ遺跡)

他にも、パンの実の女神や、パンの実の精霊などの記載がありましたが、実際の神話などの詳細は分かりませんでした。

焼くとパンの触感になるというパンノキの実がこちら↓

パンノキの実は様々な文化で主食とされており、その女神様ですから日本でいうところの五穀豊穣の神様のような感じで祀られているのではないかと想像します。

神話の舞台になったコスラエ島を紹介

せっかくの機会ですので、神話の舞台となったコスラエ島についても紹介したいと思います。

コスラエ島(ミクロネシア連邦)

  • 日本からのアクセス:日本⇒グアム⇒チョーク⇒ポンペイ⇒コスラエ
    所要時間はおよそ8時間(乗り換えの待ち時間は加味していません)
  • 別名「ミクロネシアの宝石」と呼ばれ、マングローブや熱帯雨林など手付かずの自然が多く残り、美しいサンゴ礁に囲まれた島。当然ダイビングが盛んでダイビング目的の旅行者も多い。
  • 言語はコスラエ語と英語。主な宗教はプロテスタント。通貨は米ドルが流通している。
  • オレンジ、ライム、タンジェリン、その他柑橘類の名産地。

南国の自然を満喫できる環境が売りのようです。

ダイビングスポットとして魅力が高いとされるコスラエ島近海。画像からも澄んだ海であることが分かりますね。

こちらの石段がシンラクが祀られているとされるメンケ遺跡の一部です。メンケ遺跡はジャングル内に石を積み上げて作った祭壇が100か所以上あるとされています。

こちらはコスラエの伝統食でパンノキの実と一緒に食べるそうです。

美しい自然がそのまま残っているコスラエ島。機会があれば一度は行ってみたい離島ですね!

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まとめ

以上、台風3号シンラコウの名前の由来について深堀りしてみました。

今回、

  • シンラコウはミクロネシア連邦コスラエ島の女神の名前(実際はシンラク)
  • シンラクはパンノキの女神として祀られている
  • コスラエ島は南国の自然を満喫できる島

ということが分かりました。

毎回台風にはいろいろな名前が付けられており、気になる名前も間々あります。また気になる名前を見つけたときにはそのルーツについて調べてみようと思います。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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