先日開幕したプロ野球。開幕戦で2投手が本塁打を放ち話題となっています。
中でも注目度の高い巨人VS阪神戦で飛び出した西勇輝投手の特大ホームランが印象に残ります。
ほとんどのプロ生活をパリーグで過ごしたため打者としてのイメージが少ない西投手の2打数2安打2打点に驚いた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は阪神タイガースのエース西勇輝投手の打者としての一面やネットでささやかれている援護が少ないのではという声を検証してみたいと思います。
阪神タイガース西勇輝投手の打撃成績は?
開幕戦で、巨人の菅野投手から特大のホームランを放ち、それがプロ第一号であったことが話題となっている西投手。もともとオリックスに所属していたため、打者としてのイメージはない人がほとんどかと思います。
日本プロ野球機構のデータによると、
236試合に出場し、75打数13安打1本塁打4得点
これがプロ12年目の西勇輝投手の打者としての通算成績です。オリックス時代はDH制のため、ほとんど打席に立つことがなかったため打席数自体がかなり少ないです。75打数のうち46打数は昨年阪神へ移籍してからのもの。ちなみに昨年は44打数9安打と打率2割を超えています。イメージ以上に打っていることが分かりました。
ただし、今回のホームランには1,2の3で振ったらタイミングドンピシャだったような印象があり、狙って振りぬいたような当たりではないように思います。冒頭の画像でも球審が意表を突かれて驚いたような表情をしているように見えます(笑)
この後さらにタイムリーツーベースを放ち、自チームの全打点をたたき出した西勇輝投手。これまでのデータが少なすぎて打者としての力量はいまだ未知数といったところでしょうか。
西勇輝投手は援護が少ないって本当?
開幕戦を終えて、ネットでは2投手がホームランを放ったことが話題となっていますが、そのコメントに「西投手は毎回援護が少なくてかわいそう」というような内容の書き込みが複数見られました。
そこで、参考値(非公式記録)として得点援護率(その投手の登板中に挙げた得点を9イニング相当としてあらわした記録)を調べてみました。※あくまで参考値です。
まずは西勇輝投手の過去三年間の援護率はこちら
2019年(阪神) 3.96
2018年(オリックス) 2.86
2017年(オリックス) 3.00
プロ野球では、QS(クオリティー・スタート)と言って、6回まで投げて自責点が3点以内であることを先発投手の指標の一つとされています。簡単に言えば3点までなら試合が崩れないということですね!(筆者は3点までなら勝ち投手にしてやるよという打線の意気込みのように思えます。)
ちなみに2019年のQS率セリーグ1位は西勇輝投手の73%です。
それを踏まえて、数字を見ていきます。ざっくりと3失点以内であれば優秀と考えると、援護が少ないかどうかの基準は3.00より多いかどうかが一つの基準に思われます。そう考えると、確かに西勇輝投手は援護に恵まれていない投手ということになります。
※2019年度は援護率3.96と比較的援護をもらえていましたが、10勝8敗と勝率55%の成績でした。その年のQS率は先ほど挙げた通り73%。その開きは20%近くになります。代わった後の投手が打たれるなどもあり一概には言えませんが、この数字からも援護に恵まれない傾向を感じます。
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まとめ
以上、開幕戦で特大ホームランを放ち話題となった阪神タイガース西勇輝投手の打撃や打線の援護についてデータをもとに考察してきました。
結論から言うと、西勇輝投手は援護に恵まれてはいないということが分かりました。また、打撃に関してはデータが少なく未知数ではありますが、昨年は投手でありながら打率2割を超えており打撃は苦手とはしていないように思えます。
2020年度開幕戦ではまさしく援護がなかった西投手ですが、今年も阪神のエースとしての活躍を期待しています。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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