韓国で「永遠の贖罪」というタイトルの銅像が公開されて話題となっています。
この作品の所有者は韓国自生植物園のキム・チャンリョル園長で、この作品に対し、安倍首相をモチーフにした作品ではない旨のコメントをしています。
しかしながら、韓国紙では
- 少女像にひざまずいた安倍氏」造形物に賛否論争(ソウル経済)
- 少女像の前で罪を償う安倍像をどう思いますか(朝鮮日報)
- 「永遠の贖罪」少女像にひざまずく安倍氏「私費で助成」(ソウル新聞)
などの見出しで掲載されており、はっきりと安倍首相をモチーフにしていることを表しています。
これに対しネットでは、
- 韓国国内での反応はどうなの?
- 明らかに安倍首相!
- (構図の)モチーフは鳩山さんでは?
などの意見が見られています。
そこで今回は「永遠の贖罪」公開への韓国国内での反応や土下座像のモチーフについて検証していきたいと思います。
「永遠の贖罪」公開への韓国国内の反応は?
「永遠の贖罪」像公開に関して、韓国国内でも賛否両論が挙がっています。
以下は韓国第二のポータルサイト、ダウムから翻訳。
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良いですね。当然あのようにならなくてはなりません。共感1269 非共感45
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本当に良くやりましたね。 日本大使館前にも一つ作ろう。共感2568 非共感85
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現実で必ず叶いますように。共感1533 非共感41
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本物ではないが、それでも少しはスッキリしますね。共感2037 非共感66
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文在寅が跪いている造形物を日本で作って公開したらどうする?全く好ましくない。 幼稚な造形物だ。 共感14 非共感2
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権利と配慮は違うようだが同じで、同じようですが、違うものです。
分からなければちょっと本を読んでください。
韓国が世界10位圏なら国の品格に合ったふるまいも必要です。共感14 非共感1 -
本当に地獄だ….私が韓国に住んでいると言う事が恥ずかしい。もう止めろ…共感12 非共感2
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これは何をしているのか。
いくら日本が憎いからといって、こんなのは本当にレベルが酷い。
国際的に恥をかく前にやめろ。共感6 非共感3
上記のように賛否両論あるようですが、コメントへの共感の数を見ると、どちらが優勢か想像がつきますね。これだけ見ると、韓国のほとんどの人が反日に傾いているように感じてしまいますが、この数字はあくまでダウムを見ている人での数字であって、韓国をひとまとめで反日とするのはどこか違うように思います。
日本からのコメントも一部の過激なコメントがフォーカスされやすい傾向にありますが、落ち着いて全体を見るようにしていきたいところですね。
土下座像のモチーフは安倍首相なのか
植物園が韓国メディア向けに作成した広報文によりますと「永遠の贖罪」と名付けられたこの像の別名は「謝罪する安倍像」で、安倍総理がモデルとなっています。
すでにこの時点で安倍首相がモチーフになっていることは確定ですね!
念のため、画像で比較してみたいと思います。
確かに雰囲気は安倍首相に似ています。
もっと寄った画像がこちら。↑
続いて安倍首相の画像がこちら
髪型や特徴的な鼻などが似通っているように見えます。やはりこれは安倍首相の銅像で間違いないでしょう!
しかし、ネット上ではこの作品の構図に見覚えがあった方がかなりいたようで、
左/韓国自生植物園「永遠の贖罪」(2020年7月28日聯合ニュースより)
右/西大門刑務所跡地追悼碑前で土下座する鳩山元首相(2015年8月13日) pic.twitter.com/7hNFJJeRsG
— koki 0kamura (@oar_koki) July 28, 2020
このシーンを思い浮かべる人が続出したようです。確かに構図は全くと言っていいほど同じですね(笑)敷物(をしているように見える部分)まで一緒です!
これをもって、モチーフは鳩山元首相ではないのかというネタが出回っているようです。
また、ここまでしているのに銅像にしてもらえなかった鳩山元首相を憐れむ声まで見られます…調べてみましたが、鳩山元首相の銅像は韓国では作られていないようです(笑)
まとめ
以上、「永遠の贖罪」公開への韓国国内での反応や土下座像のモチーフについて検証してきました。
今回検証してみて、
- 韓国でも賛否両論が出ていること。
- 土下座像のモチーフは安倍首相で間違いないこと。
- 構図がそっくりであったが、鳩山元首相はモチーフになったわけではないこと。
が分かりました。
前述していますが、過激なコメントが目につきやすいですが、韓国全体がそのような思想ではないことを念頭に置きながら、冷静に状況を見ていくことが望ましいように思います。
今回の件を受けて、菅官房長官が「報道が事実なら日韓関係に決定的影響を与える」と発表しています。これまで何をされても遺憾の一言で済ませてきた日本政府。今回の件をきっかけにしっかりとした対応を取ってくれることを期待します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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